床吹出空調とは?専用の制気口の選び方やおすすめ商品も紹介

空調設備は天井につけるもの。
そのような常識が覆りつつあることをご存知でしょうか。

多くの人にとって馴染みのある天井に設置するタイプの吹出口に変わり、最近注目されているのが床に吹出口を設置するタイプの空調設備です。

今回は床吹出空調の解説と、その吹出口となる制気口の選び方やおすすめの商品をご紹介します。

床吹出空調とは

まずは、床吹出空調の解説から見ていきましょう。

オフィスやビルなどの施設では、ほとんどの人が空調の吹出口は天井にあるものと想像されるかと思います。
床吹出空調は、その吹出口が床に設置してある空調のことを指します。

わざわざ空調の吹出口を床に設置する意味はあるのか疑問を持たれる方も少なくないでしょう。
しかし、床吹出空調には大きなメリットが2つあります。
それは、省エネと快適な空調です。

天井吹出空調は、天井に設置してあるがために空間内の人に空気が届くまでに拡散されてしまいます。
さらに人の頭の上の関係ないスペースまで空調してしまっていたため、無駄なエネルギーが使われていました。
その上、構造的な原因から一つの空調設備では同じ空間の異なる場所の空調は不可能だったのです。

床吹出空調の場合、床に吹出口が設置してあるためすぐに空間内の人に空気が届き、天井付近などの人のいない空間まで空調しないため省エネにつながり経済的です。
また、吹出口が床にあることで任意の場所の風量と風向を手動で調節できるようにすることも可能です。

床吹出の制気口の種類

参考までに、空研工業のラインナップの一部を紹介します。
大体の目安としてください。

  • 居住域空調用(旋回流タイプ)
    樹脂製・・・SKF-220SL
    アルミ製・・・SKF-220AL
  • 個別空調用(拡散性・指向性切替タイプ)
    樹脂製・・・SKF-220TW
    アルミ製・・・SKF-220TWAL
  • ライン型床吸込口
    額縁立上りタイプ(鋼板製)・・・KFL-A-1
    額縁フラットタイプ(鋼板製)・・・KFL-B-1

床吹出の選び方(選定基準)

設置する場所が床ということで、制気口の選び方も天井吹出空調とは違うポイントがあります。
ここからは、制気口の選び方を解説していきましょう。

選び方1.機能

床吹出空調は、吹出口が床にあるので任意の場所の風量と風向を調節できるようになると前述しました。
ただ、それを可能にするためには風量と風向を調節できる機能を持った制気口を選ぶ必要があります。

調節機能の他にも、空気の広がり方などの機能面も吹出口を選ぶ際のポイントとなります。
常に人がいる場所なのか、気流をどのくらいの範囲まで送るのかなど、設置場所と必要に応じた制気口を選びましょう。

選び方2.見た目

床用の制気口は、人目につきやすい場所に設置してあります。
従って、エントランスや応接室などの人が多く出入りする場所にはその場所に適したデザインのものを選ぶことをおすすめします。

選び方3.形

床用の吹出口には、大きく分けて丸型とライン型と呼ばれる長方形のものがあります。
ライン型は壁際や窓際、それ以外は丸型といったような選び方も可能です。

おすすめの床吹出の制気口 4選

ここからは、おすすめの床吹出空調の制気口を紹介していきます。
それぞれの制気口の特徴をつかみましょう。

1.SKF-220SL  空研工業株式会社

広い空間にまんべんなく気流を広げることができる制気口です。
オプションでコイン落下防止板も取付可能です。
風量は手動で調節できるようになっています。

2.SKF-200DL 空研工業株式会社

吹出口が4分割された制気口です。
4分割した制気口の組み合わせで4方向への風向を変化させることができます。
オフィスビルや学校、天井の高い図書館などに使用されています。

制気口の導入なら空研工業

3.SKF-220TWAL 空研工業株式会社

アルミ製で見た目がきれいな制気口です。
気流の吹出方向も、拡散性と指向性の2パターンで切替可能となっています。
アルミ製なので強度も十分です。

4.KFL型 ライン型床吹出口 空研工業株式会社

窓際に設置することで外気温をガードする制気口です。
エアカーテンとして十分な高さまで風を届けられる上に、風量を調節できる機能も備えています。

まとめ

経済的で、かつ快適性にも優れた床吹出空調。
しかし、天井吹出空調とは異なる部分が多いため、制気口の選ぶ際に気を付けないといけないポイントもあります。

それぞれの制気口の特徴を捉え、設置する空間にはどんな制気口がベストなのか考えるといいでしょう。

適切な種類の制気口の導入なら空研工業

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